なぜ今、IT業界転職がおすすめなのか? その理由は

転職
  • 転職を考えているがどの業界・業種が自分にあっているのかわからない
  • IT業界に興味はあるけど実際どうなのか不安
  • リモートやフレックスなど、選べる働き方をしたい

といった悩みをお持ちではありませんか?

はじめまして、だっちと申します。

だっちとは

☑︎年間100名以上の転職希望者と面接をしている現役の人事採用担当
☑︎人事歴8年
☑︎20代で3回の転職を経験

だっちをフォローする

結論からお伝えすると「IT業界」が一番のおすすめです。

この記事では、

  • IT業界がおすすめな理由
  • エンジニアのみならずその他の職種も紹介
  • 転職のやり方

について解説します。

ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

IT業界への転職がおすすめな理由

近年のIT業界は目覚ましい成長を遂げており、今後もその勢いは衰えることがないと言われています。

 2023年11月発表のDX人材白書2023によると、IT人材の需要は2023年度に79万人に達し、2030年には150万人にまで拡大すると予測されています。

これは、日本全体の労働人口の約5%に相当する規模です。(参照元:DX白書2023

IT業界への転職は、将来性と安定性を兼ね備えた賢明な選択と言えます。

 ここでは、IT業界への転職をおすすめする具体的な理由を5つご紹介します。

市場規模拡大:DX推進による人材需要増加

政府主導のデジタル化推進(DX)や、コロナ禍によるオンライン化の加速により、IT人材の需要は爆発的に増加しています。 

経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材が79万人不足すると予測されており、今後ますます人材獲得競争が激化する予想されています。

IT業界転職は、この人材不足という追い風を受け、転職が成功しやすいと言えます。

高収入:能力・経験に応じた給与体系

IT業界は他の業界と比べて給与水準が高く、能力や経験に応じて年収アップが見込めます。 

2023年版ITエンジニア年収調査によると、ITエンジニアの平均年収は約600万円と、他の業界の平均年収約400万円を大きく上回っています。

さらに、希少価値の高いスキルを持つ人材は、さらに高い年収を得られる可能性があります。 

例えば、AIエンジニアやセキュリティエンジニアなどの専門性の高いスキルを持つ人材は、年収1000万円を超えることも珍しくありません。

IT業界転職は、自身の能力や経験を活かして、高収入を目指すことができる業界です。

キャリアアップ:豊富なスキルアップ機会

IT業界は常に新しい技術が生まれ変わるため、スキルアップの機会が豊富です。

 多くの企業がスキルアップのための研修制度を設けており、自己啓発を支援する環境が整っています。

また、IT業界は転職が比較的活発な業界であり、転職を通じて新しいスキルを身につけたり、キャリアアップをしたりすることも可能です。

IT業界への転職は、自身のスキルを磨き続け、キャリアアップを目指せるというメリットがあります。

ワークライフバランス:柔軟な勤務制度

IT企業は、テレワークやフレックスタイム制など、柔軟な勤務制度を導入している企業が多いです。 

プライベートや育児、介護などと仕事を両立したい人や、自分のペースで働きたい人にとって、働きやすい環境と言えます。

近年は、ワークライフバランスへの意識の高まりから、柔軟な勤務制度を導入する企業が増えています。 

しかし、IT業界は特にその傾向が顕著であり、多くの企業がテレワークやフレックスタイム制を導入しています。

IT業界転職は、ワークライフバランスを実現しやすいというメリットがあります。

最新技術に触れられる:常に進化する環境

IT業界は常に新しい技術が生まれ変わるため、常に最先端の技術に触れることができます。 

最新技術を学び続けることで、自身のスキルアップやキャリアアップに繋げることができます。

IT業界の最新動向

では、実際にIT業界の転職市場はどうなっているのか見てみましょう。

有効求人倍率の推移

厚生労働省の統計によれば、2023年12月の有効求人倍率は4.4倍で、前年と同水準でした。

2024年1月はこれまでの傾向を踏まえると、有効求人倍率が下がることが予測されます1

求人数と応募数の推移

2024年1月のITエンジニア求人数は1.0倍で、応募数は全体が1.4倍、20~30代の応募が1.2倍でした。

ITエンジニアの経験者がtypeサイト内で活発に活動していることが伺えます1.

転職者の動向

typeエンジニア会員データから見ると、20~30代の学歴短大卒業以上の転職者が多く、就業中の方が72%を占めています

注目エンジニアと具体的な内容

職種名簡単な業務内容平均年収
フロントエンド
エンジニア
ウェブサイトのユーザーインターフェイス開発400万円〜
800万円
バックエンド
エンジニア
サーバー側の設計や開発500万円〜
1000万円
データ
サイエンティスト
データから有用な情報を抽出し分析600万円〜
1200万円
AIエンジニア人工知能技術を用いた開発や最適化600万円〜
1500万円
プロンプトエンジニア特定のソフトウェアやシステムの入力(プロンプト)最適化500万円〜
1200万円
クラウドエンジニアクラウドサービスを利用したアプリケーションの開発500万円〜
1000万円
ネットワークエンジニアコンピュータネットワークの設計、構築、管理400万円〜
800万円
ゲームエンジニアゲームの開発全般400万円〜
800万円
IoTエンジニアインターネットに接続されたデバイスの開発500万円〜
1000万円
セキュリティエンジニア情報セキュリティ対策の計画、実施500万円〜
1200万円

現在、注目されているエンジニアについて詳しく見て行きましょう。

フロントエンドエンジニア

仕事内容ウェブサイトやウェブアプリケーションのユーザーインターフェースを
開発する仕事です。
つまり、私たちがブラウザで見るページの見た目や動作を作り上げます。
平均年収約400万円から800万円程度
必要な
スキル
HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識、
レスポンシブデザインの
理解など。
向いて
いる人
デザインやユーザー体験に興味があり、細かい部分にこだわりを持てる人

バックエンドエンジニア

仕事内容ウェブサイトやアプリケーションのサーバー側の設計や開発を行います。
データベースとの連携や、APIの開発などが含まれます。
平均年収約500万円から1000万円程度
必要な
スキル
Python、Ruby、Javaなどのバックエンド言語の知識、データベース管理、
セキュリティ対策など。
向いて
いる人
論理的思考が得意で、システム全体を見渡して設計できる人

データサイエンティスト

仕事内容大量のデータから有用な情報を抽出し、分析・解釈してビジネスに
役立てる仕事です。
平均年収約600万円から1200万円程度
必要な
スキル
統計学、機械学習、PythonやRなどのプログラミング言語の知識
向いて
いる人
数学や統計学が得意で、複雑なデータを分析するのが好きな人

AIエンジニア

仕事内容人工知能技術を用いて、機械学習モデルの開発や最適化を行います。
自動運転やチャットボットなど、さまざまな分野で活用されています。
平均年収約600万円から1500万円程度
必要な
スキル
機械学習、ディープラーニング、Python、数学の知識
向いて
いる人
新しい技術を学ぶのが好きで、複雑な問題を解決するのが得意な人

プロンプトエンジニア

仕事内容この職種は一般的に認知されているものではありませんが、もし存在するなら、
特定のソフトウェアやシステムの入力(プロンプト)を最適化する仕事と考えられます。
平均年収約500万円から1200万円程度
必要な
スキル
自然言語処理(NLP)、機械学習、プログラミング言語(Pythonなど)、
データ分析と解釈
向いて
いる人
言語やコミュニケーションに興味があり、テクノロジーを使って人と機械の
インタラクションを改善したい人

クラウドエンジニア

仕事内容クラウドサービス(AWS、Azure、Google Cloud Platformなど)を利用して、
アプリケーションの設計、開発、運用を行います
平均年収約500万円から1000万円程度
必要な
スキル
クラウドサービスに関する深い知識、コンテナ技術(Docker、Kubernetesなど)、
ネットワークとセキュリティの基礎
向いて
いる人
テクノロジーのトレンドに敏感で、新しい技術を学ぶのが好きな人

ネットワークエンジニア

仕事内容企業や組織のコンピュータネットワークの設計、構築、管理、保守を行います。
トラブルシューティングも重要な役割です。
平均年収約400万円から800万円程度
必要な
スキル
ネットワークの基本、CiscoやJuniperなどの機器の操作、
トラブルシューティングの技術
向いて
いる人
論理的思考が得意で、細かい設定やトラブルシューティングに対応できる
忍耐力がある人

ゲームエンジニア

仕事内容ゲームの企画からリリースまで、プログラミングを中心に開発全般を手がけます。
グラフィックス、物理演算、AIなど、さまざまな技術が求められます。
平均年収約400万円から800万円程度
必要な
スキル
C++、Unity、Unreal Engineなどのゲームエンジンの知識、
3Dグラフィックス、物理演算
向いて
いる人
ゲームが好きで、創造力豊かで、技術的な問題解決を楽しめる人

IoTエンジニア

仕事内容インターネットに接続されたデバイスの開発を行います。これには、センサーから
データを収集し、それを分析・活用するシステムの設計が含まれます
平均年収約500万円から1000万円程度
必要な
スキル
ハードウェアとソフトウェアの両方に関する知識、プログラミング(特にC、Python)、
ネットワーク技術、センサー技術
向いて
いる人
新しい技術に興味があり、物理的なデバイスとデジタルの世界を繋ぐ
仕事に魅力を感じる人

セキュリティエンジニア

仕事内容組織の情報セキュリティを守るための対策を計画、実施します。これには、侵入テスト、
脆弱性評価、セキュリティポリシーの策定が含まれます。
平均年収約500万円から1200万円程度
必要な
スキル
ネットワークセキュリティ、アプリケーションセキュリティ、侵入テスト技術、
最新のセキュリティ脅威に関する知識
向いて
いる人
セキュリティに対する深い関心を持ち、常に最新の脅威を学び続ける意欲がある人

人気のIT企業

どんな企業があるのか気になってきませんか?

今度は、大手企業からベンチャー企業、人気な企業をそれぞれ見てみましょう。

大手企業ベスト5

富士通

 事業内容 情報通信技術関連サービス
 従業員数178,807人
 平均年齢41.2歳
 平均給与817万円
 会社URLhttps://www.fujitsu.com/jp/

NEC

 事業内容 情報通信技術関連サービス
従業員数112,037人
平均年齢41.5歳
平均給与772万円
会社URLhttps://www.nec.com/

リクルートホールディングス

 事業内容 人材関連サービス
従業員数49,217人
平均年齢32.9歳
平均給与700万円
会社URLhttps://recruit-holdings.com/ja/

NTTデータ

 事業内容 情報通信技術関連サービス
従業員数132,439人
平均年齢40.4歳
平均給与700万円
会社URLhttps://www.nttdata.com/jp/ja/

日立製作所

事業内容情報通信技術関連サービス、家電、重電
従業員数301,802人
平均年齢41.2歳
平均給与685万円
会社URL

ベンチャー企業ベスト5

メルカリ

 事業内容 フリマアプリ
従業員数2,387人
平均年齢31.4歳
平均給与670万円
会社URLhttps://www.mercari.com/jp/

Paidy

 事業内容 後払い決済サービス
従業員数586人
平均年齢30.4歳
平均給与640万円
会社URLhttps://paidy.com/

BASE

 事業内容 ネットショップ作成サービス
従業員数1,702人
平均年齢32.1歳
平均給与620万円
会社URLhttps://thebase.in/

Freee

 事業内容 クラウド会計ソフト
従業員数2,264人
平均年齢32.5歳
平均給与600万円
会社URLhttps://corp.freee.co.jp/

SmartHR

 事業内容 クラウド人事労務ソフト
従業員数1,352人
平均年齢32.0歳
平均給与580万円
会社URLhttps://smarthr.jp/

有名なIT企業

楽天

 事業内容 ECサイト、金融サービス
従業員数18,403人
平均年齢33.1歳
平均給与750万円
会社URLhttps://corp.rakuten.co.jp/

ヤフー

 事業内容 検索エンジン、広告
従業員数9,635人
平均年齢35.1歳
平均給与700万円
会社URLhttps://www.yahoo.co.jp/

LINE

 事業内容 SNS、コミュニケーションアプリ
従業員数8,413人
平均年齢32.8歳
平均給与650万円
会社URLhttps://linecorp.com/ja/

PayPay

 事業内容 モバイル決済
従業員数2,227人
平均年齢32.2歳
平均給与630万円
会社URLhttps://paypay.ne.jp/

Zホールディングス

事業内容インターネットサービス
従業員数6,553人
平均年齢34.2歳
平均給与620万円
会社URLhttps://www.z-holdings.co.jp/
  • 平均給与は役職や経験によって異なる
  • データは2023年12月20日時点のもの

エンジニア以外の仕事一覧

これまで、エンジニアについて多く話してきましたが、IT業界での仕事はもちろんエンジニア以外にもあります。

今度は、エンジニア以外の仕事も合わせて紹介していきますのであなたにあった仕事をぜひ見つけてみてください。

デザイナー

Webデザイナー

Webサイトのデザインを行うデザイナーです。ユーザーにとって見やすく、分かりやすい画面設計とデザインを行います。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 画面レイアウトの設計
  • ロゴやイラストなどのデザイン
  • コーディング
  • デザインの修正

グラフィックデザイナー

広告やロゴなどのデザインを行うデザイナーです。企業や商品のイメージを表現するようなデザインを行います。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 広告デザイン
  • ロゴデザイン
  • パッケージデザイン
  • イラストレーション

UI/UXデザイナー

ユーザーインターフェース(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)を設計するデザイナーです。ユーザーにとって使いやすく、満足度の高い製品設計を行います。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • ユーザー調査
  • ユーザーインターフェースの設計
  • ユーザーエクスペリエンスの設計
  • プロトタイピング

営業

インサイドセールス

電話やメールで顧客への提案を行う営業担当です。顧客のニーズを把握し、適切な製品やサービスを提案します。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 顧客リストの作成
  • 電話やメールでの顧客への提案
  • 顧客情報の管理
  • アポイントメントの設定

テクニカルセールス

技術的な知識を活かした顧客への提案を行う営業担当です。顧客の課題を理解し、技術的な視点から解決策を提案します。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 顧客の課題分析
  • 技術的な提案
  • デモンストレーション
  • 契約交渉

カスタマーサクセス

顧客の課題解決支援を行う担当です。顧客と密接にコミュニケーションを取り、製品やサービスを最大限活用できるようサポートします。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 顧客の課題分析
  • 課題解決に向けた提案
  • 製品やサービスの導入支援
  • 顧客満足度向上のための活動

コーポレート

人事

人材採用、人材育成、労務管理などを行う部門です。企業の成長を支える人材確保と育成を担当します。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 採用活動
  • 研修、教育
  • 労務管理
  • 制度設計

総務

オフィス管理、法務、広報などを行う部門です。企業の円滑な運営を支える業務を担当します。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • オフィス管理
  • 危機管理
  • 在庫管理
  • 社内環境整備

経理

会計処理、税務申告、財務分析などを行う部門です。企業の財務状況を管理し、経営に役立てられる情報を提供します。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 会計処理
  • 税務申告
  • 財務分析
  • 資金管理

法務

契約書作成、法令遵守などを行う部門です。企業の法的なリスクを管理し、法令遵守を徹底します。具体的には、以下のような業務を担当します。

  • 契約書作成
  • 法令遵守
  • 訴訟対応
  • リスク管理

IT業界転職の注意点

IT業界への転職は、魅力的ですが、リスクも伴います。

これらの注意点を理解した上で、転職活動を慎重に進めることが大切です。

ブラック企業

IT業界には、ベンチャー企業が多く存在します。

ベンチャー企業は、成長スピードが速いため、長時間労働や休日出勤が多い場合があります。

  • 企業の評判を事前に調べる
  • 長時間労働や休日出勤の状況を確認する
  • 経営状況が安定している企業を選ぶ

業界用語

IT業界には、独特な用語が多く使われます。

転職活動をする前に、よく使われる用語の意味を理解しておくと、スムーズに進めることができます。

用語読み方内容
APIエーピーアイアプリケーションプログラミングインターフェース。
ソフトウェア間で機能を共有するための規約。
UIユーザーインターフェースユーザーがソフトウェアとやり取りするための
画面やページの設計。
UXユーザーエクスペリエンス製品やサービスを使用した際のユーザーの経験や感想。
フロントエンドふろんとえんどユーザーが直接触れるウェブサイトやアプリの
インターフェース部分。
バックエンドばっくえんどサーバー、アプリケーションのデータ処理を行う
システム部分。
フレームワークふれーむわーくアプリケーションの開発を効率化するための既成の
コードの集まり。
クラウドコンピューティングくらうどこんぴゅーてぃんぐインターネットを介してサーバー上のリソースを
利用する技術。
仮想化かそうか物理的なリソースを複数の仮想的な環境に
分割する技術。
データベースでーたべーす構造化されたデータを効率的に管理・操作するための
システム。
SQLエスキューエルデータベースを操作するための言語。
NoSQLノーエスキューエル非関係型データベースを操作するための
システムや言語。
Gitぎっとバージョン管理システム。コードの変更履歴を
管理する。
GitHubぎっとはぶGitのリポジトリをオンラインで管理するための
サービス。
デプロイでぷろい開発したソフトウェアを実際の運用環境に
展開すること。
アジャイルあじゃいる柔軟かつ迅速にソフトウェア開発を進めるための手法。
スクラムすくらむアジャイル開発の一手法。短期間のスプリントを
繰り返し、進捗を管理する。
ビッグデータびっぐでーた膨大な量のデータ。その分析から価値を
引き出す技術。
機械学習きかいがくしゅうデータから学習し、予測や判断を行うAI技術
の一分野。
ブロックチェーンぶろっくちぇーん改ざんが困難な分散型台帳技術。
仮想通貨などに使用される。
IoTアイオーティーインターネットを介して様々な物や
サービスが繋がる技術。

転職理由

IT業界は、未経験者でも転職しやすい業界ですが、転職理由を明確にしておく必要があります。

なぜIT業界で働きたいのか、どのようなスキルを活かしたいのかを具体的に説明できるようにしましょう。

  • 自分のスキルや経験を棚卸しする
  • IT業界で働きたい理由を明確にする
  • 面接で具体的に説明できるように準備する

学習意欲

IT業界は、常に新しい技術が生まれてくる業界です。

新しい技術を積極的に学び、スキルアップしていくことが重要です。

学習意欲が乏しくなるとどんどん時代について行けなくなります。

  • 自分で勉強する時間を作る
  • 研修やセミナーに参加する
  • 最新技術の情報を常にチェックする

倒産・企業買収のリスク

これはIT業界だけではありませんが、倒産のリスクがあります。

起業3年で10社中6社が倒産し、10年で9割が倒産すると言われています。

特にベンチャー企業であれば注意したいところです。

一方、順調な企業でも経営者の判断で会社を売却する恐れもあります。

そうなると、経営方針ややり方がガラッと変わってしまい、それまではとても働きやすい会社と思っていたのが180℃変わり、働き辛い会社へと急変する恐れがあることは理解しておく必要があります。

  • 状況を常に把握する
  • 転職先企業の将来性を見極める
  • ベンチャー企業であれば、自らの力で会社を成長させるという強い意志を持って業務に取り組む
  • どのような状況になってもいいようにスキルを磨く

IT業界転職成功者のインタビュー

リスクの話しを聞いているとどんどん不安になってきますよね。

そこで、実際にIT企業へ転職をされた方にいくつかインタビューをしてみましたので、是非、判断材料の1つにしてください。

Aさん

経歴: 前職はアパレル販売員。IT業界未経験で、Webデザイナーに転職。

転職理由:

  • アパレル販売の仕事にやりがいを感じなくなり、新しいことに挑戦したいと思った。
  • IT業界は成長率が高く、将来性があると思った。
  • Webデザインに興味があり、自分のスキルを活かして働きたいと思った。

転職活動:

  • 転職エージェントに相談し、自分に合った企業を紹介してもらった。
  • Webデザインのスクールに通い、スキルを磨いた。
  • 転職面接では、熱意と学ぶ姿勢をアピールした。

転職後の感想:

  • 毎日新しいことを学べて、とても刺激的。
  • 自分のスキルが活かせる仕事に就けて、とても充実している。
  • 将来は、フリーランスとして独立したい。

Bさん

経歴: 前職はシステムエンジニア。5年間の経験を活かして、ベンチャー企業のデータサイエンティストに転職。

転職理由:

  • より専門性の高い仕事に挑戦したいと思った。
  • データサイエンスの分野に興味があり、自分のスキルを活かして働きたいと思った。
  • ベンチャー企業で、新しいことに挑戦したいと思った。

転職活動:

  • 転職エージェントに相談し、自分に合った企業を紹介してもらった。
  • データサイエンスのスキルアップのための勉強を続けた。
  • 転職面接では、経験とスキルをアピールした。

転職後の感想:

  • 自分のスキルを活かして、社会貢献できる仕事に就けて、とてもやりがいがある。
  • 常に新しい技術を学んで、スキルアップしていく必要がある。
  • 将来は、データサイエンスの分野で起業したい。

Cさん

経歴: 前職は人事部。10年間の経験を活かして、IT企業の人事部長に転職。

転職理由:

  • より大きな責任を担いたいと思った。
  • IT業界は人材不足が深刻化しており、人材部門の役割が重要だと考えた。
  • 自分の経験を活かして、IT企業の成長に貢献したいと思った。

転職活動:

  • 転職エージェントに相談し、自分に合った企業を紹介してもらった。
  • 人事に関する最新情報を常に収集し、知識をアップデートした。
  • 転職面接では、経験と実績をアピールした。

転職後の感想:

  • 毎日新しい課題に直面し、とても刺激的。
  • 自分の経験が活かせ、IT企業の成長に貢献できていると感じている。
  • 将来は、経営層として活躍したい。

具体的な転職方法

IT業界への転職には、様々な方法があります。

それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分に合った方法を見つけてください。

転職エージェント

転職エージェントは、転職活動のサポートをしてくれる専門家です。

あなたの希望に合った企業を紹介したり、面接対策のアドバイスをくれたり、履歴書や職務経歴書の添削をしてくれたりします。

  • 自分にあった企業を見つけられる
  • 面接対策などのサポートを受けられる
  • 非公開求人に応募できる
  • 希望していない業界や職種を紹介される
  • 連絡がしつこい
  • 担当によって力量が変わってくる

転職サイト

転職サイトは、様々な企業の求人情報を掲載しているサイトです。

キーワードや条件で検索して、自分に合った求人を見つけることができます。

  • 多くの求人情報を比較検討できる
  • 自分のペースで転職活動を進められる
  • 転職エージェントより求人数が多い

  • サポートが少ない
  • 非公開求人に応募できない
  • ブラック企業が多い

自社応募

企業のホームページに掲載されている求人に直接応募する方法です。

エージェントや転職サイトを経由しないため、企業側は仲介手数料がかかりませんので費用を抑えることができます。

  • 自分が行きたい企業に直接応募ができる
  • 自分が行きたいと思っている企業なのでミスマッチが起こりづらい

  • サポートが全くない
  • 自分で情報収集をする必要がある
  • 行きたい企業があっても希望職種の募集がない可能性がある

転職成功のためのポイント

スキルを取得する

IT業界では、スキルがあなたの価値を決定します。

もちろん、未経験者歓迎求人は沢山ありますが、自身の選択肢を広げる為にも、また、成功確率を高める為にもスキルを取得することは、とてもおすすめです。

ここではおすすめの資格を紹介します。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、情報処理技術者試験制度に基づいて実施される国家試験です。IT業界で働くための基礎知識を問う試験として、広く認知されています。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験のうち、IT技術者として必要な基礎知識を問う試験です。未経験者にとって最初の目標としておすすめです。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の上位試験であり、IT技術者としての実務経験に基づく知識を問う試験です。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を問う国家試験です。IT業界で働くために必要な知識を広く浅く学ぶことができます。

履歴書・職務経歴書のブラッシュアップ

履歴書と職務経歴書は、転職の最初の難関になるかもしれません。

  • なかなか、書類選考に通過しない
  • アピールする内容がない
  • そもそもどんなことを書けばいいのかわからない

まず、落ち着いて今までにやってきたことをなんでもいいので書き出してみてください。

どんな些細なことであっても、とりあえず書き出すことが大切です。

そこから、書き出したものを整理すれば基本的には大丈夫です。

面接対策

次に待ち構えているのが面接です。

苦手としている人も多いポイントかと思いますが、しっかりと準備をすることで乗り越えられます。

成功への鍵は準備にあります。

準備も2パターンありますので紹介していきます。

質問に備える

よく質問されるものを少しまとめてみました。

もちろんこれ以外の質問にも答えられるように準備する必要があります。

  • 自己紹介をしてください。
  • なぜ当社を志望しましたか?
  • 過去の職務で挑戦したことは何ですか?
  • 強みと弱みは何ですか?
  • 将来のキャリアプランは?
  • ストレスをどのように管理しますか?
  • チームでの仕事と個人での仕事、どちらを好みますか?
  • あなたにとって成功とは何ですか?
  • なぜ転職を考えましたか?
  • 当社で成し遂げたいことは何ですか?

模擬面接を行う

身近な人に模擬面接をしてもらうこともおすすめです。

例えば両親、兄弟、親戚、友人などと初めは行うことで緊張せずに望めます。

また、率直な感想も聞けますので改善に役立ちます。

もし、身近にそのような人がいなければココナラなどフリーランスでそのようなことをやっている人もいますので探してみるのも良いかと思います。

ただ、その場合は、有料になりますので注意が必要です。

面接は、数をこなすことで必ず慣れますのでぜひ、回数を多く取り組んでみて下さい。

転職エージェント

転職活動は一人で行うには大変な旅です。

転職エージェントを活用し、専門家のサポートを受けましょう。

彼らは市場のトレンドを理解しており、あなたのスキルと希望に最適な職場を見つけるための貴重なリソースです。

まとめ

IT業界への転職は、目覚ましい業界の成長と技術の進化に伴う、豊富な機会を提供します。

DX人材白書2023によると、IT人材の需要は今後も増加の一途を辿り、それに伴い、市場規模の拡大、高収入の可能性、キャリアアップのチャンス、柔軟な勤務制度、最新技術への触れ合いという5つの具体的なメリットがあります。

また、エンジニア職だけでなく、デザイナーや営業、コーポレート職種など、多様な職種が存在し、さまざまな背景を持つ人々が活躍できる場があります。

成功への道は、自己のスキルアップ、履歴書・職務経歴書の充実、効果的な面接対策、そして転職エージェントの利用によってさらに滑らかになります。

しかし、転職はリスクも伴うため、業界のリスク、ブラック企業の存在、未経験者への対策、学習意欲の維持など、注意すべき点を理解し、慎重に進める必要があります。

転職活動においては、自分自身のキャリア目標とIT業界での将来性を照らし合わせ、自分に合った転職方法を選択することが大切です。

IT業界の動向、特に注目される職種や技術のトレンドを把握することで、自己のスキルセットを市場価値の高いものへと向上させることができます。

最後に、IT業界への転職は、ただの職場変更以上の意味を持ちます。

それは、技術革新の最前線で働き、社会に大きな影響を与えるチャンスを持つことを意味します。

自己の成長、キャリアアップの機会、そして社会への貢献の可能性を秤にかけ、情報技術の進化に貢献する道を歩むことは、多くの人にとって非常に魅力的な選択肢と言えます。